合格保証制度がある医学部予備校
医学部予備校の合格保証制度とは?
医学部予備校は一般的な予備校に比べて学費が高額となることから、中には「合格保証制度」を導入する予備校もいくつか見られます。
合格保証制度の内容は予備校により若干異なりますが、多くの予備校では「一定の条件を満たしたにも関わらず医学部に合格できなかった場合、翌年度の授業料を減額または免除する制度」と定められています。
そのため惜しくも医学部に不合格となった場合でも、合格保証制度の適用条件に当てはまる場合であれば、翌年の予備校代の経済的負担を軽くしつつ医学部合格を狙うことができます。
また合格保証制度があるということは、指示通りにしっかりと学習していれば1年で合格を掴むことができるという、予備校の自信の表れであると言えます。予備校としては、多くの受験生がこの制度の対象となった場合、収益が少なくなって経営がうまくいかなくなるからです。
このように合格保証制度は、単に経済的負担を減らせるだけでなく、予備校としての指導の質の高さや受験生とともに闘っていくという覚悟の現れであるとも考えることができます。
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医学部予備校の合格保証制度を利用する際に注意すべきこと
適用条件を詳しくチェックする
合格保証制度は高額な学費を予備校側が負担するという思い切ったサービスであるため、当然ながら不合格となった全ての生徒に適用されるわけではありません。適用条件は何項目かあり、かなり細かく規定されている場合がほとんどです。
そして、それらの条件を全てクリアした場合のみ合格保証制度を利用することができるため、条件を事前に確認しておくことが大切です。予備校によって多少異なりますが、適用条件には以下のような項目があるケースがほとんどです。
授業の出席率は十分か
医学部に合格するためには、予備校の授業にきちんと出席して授業をきちんと受けることが大前提です。合格保証制度を適用するためには、予備校が定めた出席率または出席日数を満たしていなければなりません。
ほとんどの予備校では、最低でも出席率80%以上と規定されていることが多いようです。さらに、出席だけでなく遅刻回数の上限を規定している予備校も見られます。
指定した学習範囲の勉強をこなしているか
予備校が指示した方法で、指定範囲を勉強したにも関わらず不合格になったのかという点においては、厳しくチェックされます。例えば、指定した教材を何周したかや何ページまでこなしたか、苦手単元の克服など指摘した課題にきちんと取り組んだかなどを確認します。
予備校の指導力やカリキュラムの質の評価にも関わってくるため、予備校側もかなり細かくチェックしています。
指定した模試を受けているか
予備校が指定した模試やテストを必ず受験していることが必須条件です。模試やテストを全て受験し、そのたびに学習内容や進捗を適切に修正したにも関わらず実力がつかなかったのかなどを分析します。
この分析は合格保証制度の適用のみならず、もう一度リベンジをして医学部合格を目指す上で重要なものとなります。
勧められた志望校に出願したか
ほとんどの予備校で、予備校側が指定した医学部を受験することが条件となっています。医学部予備校では、事前に定期面談を通じて生徒の学力レベルに応じた受験校を薦めたり、ベストな併願プランを提案してくれたりします。
合格保証制度の適用においては、薦めらた医学部を受験していることはもちろん、2校以上など複数校受験していることを条件と定める予備校もあります。
合格実績自体はどうか
いくら合格保証制度が用意されているとは言え、あくまで授業料の減免が受けられるだけであり、合格できるかどうかは本人の努力次第であるということを心に留めておかなければなりません。
当然ですが、合格保証制度があっても医学部合格が確約されるわけではないので、合格を成し遂げるためには生徒も予備校も努力することが必要です。
そこで実際の医学部合格率や合格実績を見て、その予備校は医学部に合格させるための指導力があるのかということを判断しておくことも大切です。
合格率が高い予備校であれば、わざわざ合格保証制度を謳い文句にしなくても、合格がほぼ保証されていると言えます。
一方で、合格保証制度を打ち出していても合格率が低い予備校では、数か年計画で医学部合格を狙っている可能性があることを認識し、指導力をしっかりと見極める必要があります。
このように、予備校選びにおいては合格保証制度の有無だけで決めるのではなく、その予備校で本当に1年で医学部合格を果たすことができるのかという点を考慮して選択するのが良いでしょう。
保証される金額はいくらか
合格保証制度による学費の減免内容は予備校によって異なるため、実際にいくら減免されるのか、金額の詳細をチェックしておくことが大切です。授業料のみが減免対象となり、教材費や施設費は別途請求されるというケースが一般的ですが、最近では学費総額が対象となる予備校も見られます。
また、今年度納めた分が返還されるのか、それとも翌年度新たに納める分が減免になるのかによっても経済的負担は異なります。
さらに、合格保証制度を何年間利用できるのかについても、問い合わせるなどして確認しておくようにしましょう。万が一、2年以上不合格となった場合に合格保証制度を再度適用できるのかは、金銭面ではかなり重要な問題となってきます。
合格保証制度の適用は1回限りという予備校がほとんどですが、中には5年間まで適用可能という良心的な予備校も存在しているので、自分は何年を目処に医学部合格を目指すのかと照らし合わせて考えてみましょう。
また、医学部予備校の学費が安くなる特待制度について詳しく知りたい方は「特待制度がある医学部予備校一覧」もぜひ参考にしてください。
そのほかにも、医学部予備校の学費を安く抑える方法や制度が知りたい方は「学費の安い医学部受験予備校」をご覧ください。
合格保証制度のあるおすすめの医学部予備校
進学塾ビッグバン
種別 | 予備校 |
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指導形式 | 個別、少人数 |
学費 | 不明 |
校舎 | 御茶ノ水、梅田、大阪南 |
メリット | 寮完備、自習室完備、体験授業、特待制度、合格保証制度 |
合格保証制度特徴 | 不合格となった既卒生は、翌年の授業料を一部減免 |
公式サイト | 進学塾ビッグバン |
進学塾ビッグバンは、無選抜入塾ながら毎年80%以上の医学部医学科合格率を達成している予備校で、東京と大阪に校舎を設けています。
既卒生を対象とする「医歯薬ロジスティックスコース」では、毎日9時から22時までの強制管理学習と同一単元を年に3回繰り返す反復学習システムにより、学力を驚異的に引き上げます。
このコースには合格保証制度が付いており、1年間で医学部合格を実現できなかった場合には翌年の授業料が一部減免されます。減免においては適用条件があるものの、医学部合格に向けて努力する受験生を学習面だけでなく経済面からもサポートとする体制が整っています。
また、進学塾ビッグバンの特徴や口コミ、料金、合格実績などについてさらに詳しく知りたい方は、「【進学塾ビッグバン】特徴/口コミ/評判、料金/合格実績をチェック!」を参考にしてください。メディカルアーク
種別 | 予備校 |
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指導形式 | 個別、少人数 |
学費 | <高卒生> 入学金:11万円(税込) 授業料・諸経費:約285万円(税込)〜 <現役生> 入学金:5.5万円(税込) 授業料・諸経費:カリキュラムによる |
校舎 | 神奈川(横浜) |
メリット | 寮完備、自習室完備、再受験対策、体験授業、特待制度、合格保証制度、推薦対策 |
合格保証制度特徴 | 翌年の「高卒生本科コース」の授業料が全額免除 |
公式サイト | メディカルアーク |
メディカルアークは、9人以下という少人数制クラスでの集団授業と個別指導を組み合わせることによって、劇的な学力アップを実現している医学部受験専門の予備校です。
メディカルアークの合格保証制度では、1年間「高卒生本科コース」の指導を受けても不合格となった場合に適用されます。所定の条件を満たしていれば、翌年の「高卒生本科コース」の授業料が全額免除になります。
一会塾
種別 | 予備校 |
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指導形式 | 個別、少人数 |
学費 | 入塾金(高3生):55,000円(税込) 入塾金(既卒生):110,000円(税込) 前期・夏期授業料:1科目106,920円(税込) 後期・冬期授業料:1科目100,980円(税込) 個別指導:1コマ90分13,860〜17,820円(税込) |
校舎 | 東京(恵比寿、自由が丘)、神奈川(武蔵小杉) |
メリット | 自習室完備、体験授業、合格保証制度 |
合格保証制度特徴 | 医学部不合格となった既卒生は、翌年度の授業料を全額免除 |
公式サイト | 一会塾 |
一会塾は医学部や難関大学に多くの合格者を輩出している予備校で、少人数定員制をとっています。
質疑応答を繰り返しながら進める少人数クラス授業と、マンツーマンで弱点を克服する個別指導を組み合わせた丁寧な学習指導により、合格レベルの学力を身につけます。
一会塾では、医学部コースを受講している既卒生を対象に合格保証制度を設けています。1年で医学部に合格できなかった場合は翌年度の授業料が無料になるので、学費を気にせずに受験勉強に専念することができます。
また、一会塾の特徴や口コミ、料金、合格実績などについてさらに詳しく知りたい方は、「【医学部予備校一会塾】特徴/口コミ/評判、料金/合格実績をチェック!」を参考にしてください。医学部特訓塾
種別 | 予備校 |
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指導形式 | 少人数 |
学費 | 入学金:不明 授業料:2,464,000円(税込) |
校舎 | 東京(阿佐ヶ谷) |
メリット | 寮完備、自習室完備、体験授業、合格保証制度 |
合格保証制度特徴 | 1年で医学部に合格できなければ、翌年の授業料を全額免除 |
公式サイト | 医学部特訓塾 |
医学部特訓塾は東京の阿佐ヶ谷に校舎を構える医学部専門予備校で、1年間で合格させるという教育方針を掲げています。
学年の垣根がない少人数制のクラスを設定して仲間と共に合格を目指したり、集団指導で競争心を保ちながら学力を向上できる点が強みとなっています。
医学部特訓塾には合格保証制度があり、1年間で医学部に合格できなければ翌年の授業料が全額免除されます。この制度には指導力に対する自信の表れだけでなく、真面目に勉強している受験生を絶対に医学部へ合格させるという予備校の強い想いが反映されています。
また、医学部特訓塾の特徴や口コミ、料金、合格実績などについてさらに詳しく知りたい方は、「【医学部予備校医学部特訓塾】特徴/口コミ/評判、料金/合格実績をチェック!」を参考にしてください。ニチガク医進館
種別 | 予備校/td> |
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指導形式 | 個別、少人数 |
学費 | 不明 |
校舎 | 東京都(西武新宿) |
メリット | 合格保証制度、推薦対策 |
合格保証制度特徴 | 合格者が結果に納得できずに再挑戦する場合でも、次年度の学費を全額免除 |
公式サイト | ニチガク医進館 |
ニチガク医進館は東京の新宿にある医学部予備校で、「絶対的な質と量」を理念とした受験指導に力を入れています。
少人数授業に加えて、現役医大生による巡回個別指導を年間2000時間、完全1対1の個別指導を年間200時間まで受けられるので、志望校合格レベルの学力を着実に養成することができます。
ニチガク医進館では、不合格だった場合には次年度の学費が全額免除となる合格保証制度が用意されています。また、合格はしたものの入試結果に満足できずに次年度も再挑戦するという場合でも学費の全額免除が受けられるので、志望校合格を本気で目指すことができます。
また、ニチガク医進館の特徴や口コミ、料金、合格実績などについてさらに詳しく知りたい方は、「【ニチガク医進館】特徴/口コミ/評判、料金/合格実績をチェック!」を参考にしてください。慶応進学会フロンティア
種別 | 予備校 |
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指導形式 | 少人数 |
学費 | ※公式ホームページが閉鎖される前の情報となります 本科αコース(英数理基礎):2,112,000円 本科α+コース(英数理応用+小論文・面接・土曜補講):3,410,000円 MPPコース(合格保証つき):7,150,000円 個別Yコース(完全個別指導):8,800,000円 |
校舎 | 東京(麹町) |
メリット | 自習室完備、合格保証制度、学士編入試験対策 |
合格保証制度特徴 | 志望校に合格できなければ、翌年の学費を全額免除するコースを提供 |
公式サイト | 慶応進学会フロンティア |
慶応進学会フロンティアは面倒見の良い少人数指導で知られる医学部予備校です。偏差値40の生徒を14ヶ月で医学部合格へと導く「MPPコース」が用意されており、プロ講師が授業の他にこまめな進捗管理や厳しい生活指導を行うことによって、合格に必要な実力を養います。
MPPコースでは志望する医学部に合格させることを約束しており、14ヶ月で志望校に合格できなかった場合には合格保証制度が適用されます。翌年の学費を全額免除するという保証を行うことにより、志望校合格を全力でバックアップしてくれます。
また、慶応進学会フロンティアの特徴や口コミ、料金、合格実績などについてさらに詳しく知りたい方は、「【医学部予備校慶応進学会フロンティア】特徴/口コミ/評判、料金/合格実績をチェック!」を参考にしてください。医研会
種別 | 予備校 |
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指導形式 | 少人数 |
学費 | <高卒生本科> 入塾金:220,000円(税込) 授業料:4,620,000円(税込) 個別指導料:1時間11,000円(税込) <現役生科> 入塾金:55,000円(税込) 個別指導料:6,600〜8,800円(税込) |
校舎 | 大阪(天王寺) |
メリット | 自習室完備、体験授業、特待制度、合格保証制度 |
合格保証制度特徴 | 合格可能圏でありながらも不合格となった場合、翌年の授業料を減額 |
公式サイト | 医研会 |
医研会は大阪にある医学部受験の専門予備校で、生徒数10名限定の定員制を採用しています。
5名の専任講師が一人ひとりの学力や進捗具合を把握して教科をまたいだ学習管理を行うほか、質問対応チューターが常駐して不明点を気兼ねなく質問できる環境を整えるなど、入念な指導によって志望校合格へと導きます。
医研会では、入試直前の模試で合格が見込める成績でありながらも医学部に合格できなかった生徒に対して、保証システムを用意しています。翌年の授業料が10%〜50%減額されるので、経済的な負担を抑えながらリベンジすることができます。
また、医研会の特徴や口コミ、料金、合格実績などについてさらに詳しく知りたい方は、「【医学部予備校医研会】特徴/口コミ/評判、料金/合格実績をチェック!」を参考にしてください。ミリカ医専
種別 | 予備校 |
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指導形式 | 個別指導、少人数指導 |
学費 | ・入会金
33,000円(税込、浪人生の場合) 12,100円(税込、高3生の場合) ・年間授業料 352〜495万円(税込、浪人生の場合) 231〜352万円(税込、高3生の場合) |
校舎 | 大阪 |
メリット | 寮完備、自習室完備、体験授業、合格保証制度、推薦対策 |
合格保証制度特徴 | 万が一不合格になった場合には返金保証あり |
公式サイト | ミリカ医専 |
ミリカ医専は、大阪府茨木市の医学部受験専門予備校です。英語指導には特に強みがあり、独自の記憶術や速読術を得意としています。
ミリカ医専にはスタンダードコースのほか、人数限定の合格保証コースが用意されています。万が一不合格になった場合には返金保証が受けられるなど、安心の合格保証のもと医学部を目指すことができる制度です。
また、ミリカ医専の特徴や口コミ、料金、合格実績などについてさらに詳しく知りたい方は、「【医学部予備校ミリカ医専】特徴/口コミ/評判、学費料金/合格実績をチェック!」を参考にしてください。医学部進学会
種別 | 予備校 |
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指導形式 | 個別、集団 |
学費 | 入塾金:110,000円(税込) 授業料(集団):5,280,000円(税込) 授業料(個別):要確認 教材費・施設使用料:220,000円(税込) 個別カリキュラム作成費用:330,000円(税込) |
校舎 | 岡山(岡山市) |
メリット | 自習室完備、合格保証制度、推薦対策 |
合格保証制度特徴 | 翌年の授業料が全額免除となる保証制度を5年まで利用できる |
公式サイト | 医学部進学会 |
医学部進学会は既卒生のための医学部専門予備校で、合格率日本一を掲げて厳しい学習指導を行っています。
年間2400時間にも及ぶ強制学習で学習量をカバーするほか、日々の確認テストや学習日誌を用いて基礎学力のヌケ・モレを徹底的になくすことで学力を飛躍的に向上させます。
また、1年間指示通りに勉強してどの医学部にも受からなかった場合は、翌年の授業料が全額免除となる保証制度を最大で5年間利用することができます。
この制度は、5浪の末に医学部合格を成し遂げた医学部進学会代表の提案によるもので、経済的事情によって諦めることなく医学部合格を目指すことができます。
また、医学部進学会の特徴や口コミ、料金、合格実績などについてさらに詳しく知りたい方は、「【医学部予備校医学部進学会】特徴/口コミ/評判、料金/合格実績をチェック!」を参考にしてください。KPCゼミナール
種別 | 予備校 |
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指導形式 | 少人数 |
学費 | 不明 |
校舎 | 広島(広島市) |
メリット | 合格保証制度 |
合格保証制度特徴 | 不合格や成績不振の場合、学費を全額返金 |
公式サイト | KPCゼミナール |
KPCゼミナールは広島市にある地域密着型の医系専門予備校で、20年の指導実績を持っています。
KPCゼミナールは、大手予備校兼任の実力講師陣によるハイレベルな授業を極少人数で受講できる広島唯一の予備校となっており、確かな学力を身につけることができます。
KPCゼミナールでは、指導に沿って学習しても不合格や成績が振るわなかった場合は、学費を全額返金するという独自の保証制度を設けています。授業料のみならず入塾金や教材費まで全て返金するという強気のシステムとなっており、指導力に対する自信の表れとも言えます。
また、KPCゼミナールの特徴や口コミ、料金、合格実績などについてさらに詳しく知りたい方は、「【医学部予備校KPCゼミナール】特徴/口コミ/評判、料金/合格実績をチェック!」を参考にしてください。
さらに、他のおすすめの医学部予備校を知りたいという方は、「【医学部予備校おすすめ人気ランキング】合格するための予備校の選び方」も参考にしてください。
個別指導 | 少人数指導 | 家庭教師 |
学費安い | オンライン | 映像授業 |
私立医学部 | 国立医学部 | 浪人生 |
推薦対策 | 再受験対策 | 編入対策 |
体験授業 | 特待制度 | 合格保証 |
口コミ評判 | 寮完備 | 中学生 |
Financial Planning Office Paradise Wave(パラダイスウエーブ)代表。海外生活ジャーナリストであり、ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)でもある。金融機関勤務を経て96年にFP資格を取得後、現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行う。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住や金融・保険情報を得意としている。